2016年 ペン画作品です。
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庭や公園でよく見かけるヤツデ。
ヤツデ(八つ手、学名: Fatsia japonica)は、ウコギ科ヤツデ属の常緑低木。
この絵のヤツデも、大阪の万代池公園で見て、
すぐに気に入って描いたものです。
花は白く繊細なので、暗闇に浮かび上がらせるように
冬の夜の雰囲気で描きました。
よく見かける植物だけに、細かな部分を注視していなかったので
今回、この絵を描くにあたり観察ができてよかったです。
おかげで、この絵は、仕上がりまでに約1年かかってしまいました。
現実ではありえませんが、このヤツデには
ホオジロカンムリヅル(アフリカ南部に生息)が隠れているような気がして、
自然と構図の中にはいってきました。
冠のような頭の金色の羽毛が、ヤツデの花をイメージさせたのかもしれません。
このホオジロカンムリヅルには、天王寺動物園で出会っていたのですが、
絵を描くとなると、やはり、実物を見に行かなければならないので、
その後、しばらくツル舎が工事中の見えにくい環境の中、
この鶴を見に通っていたのが良い思い出でもあります。
この絵が発端で、ますますペンで”絵画”を描きたいと思い、
日本原産の植物を描くという、
春夏秋冬、花鳥風月みたいなものに挑戦することになりました。
オリジナル作品。
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◆作品概要◆
作品の仕様:インクペン、R画用紙
作品サイズ:タテ520×ヨコ410mm
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