2022年 ペン画作品です。
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ご高覧頂いた方には、
自由に物語を想像して楽しんでいただきたいので
ご不要な方は、以下の解説はスルーしてください。
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長野県の高原へ旅行に行った時に見た風景より。
下界とは比べものにならないくらいの
澄んだ空気と涼しい気温。快晴。
頭は妙にクリアで、
非現実的な空間に戸惑いつつも
どこかで"天国ってこういうところかもなぁ"
と見たことのない樹木や苔、沢のせせらぎに
魅了され、時間感覚が失われました。
歩みを進めるごとに
高原の美しさが身体の中にまで入ってくるようで、
山と呼吸が合うような気がしていました。
突然、開けた道の先に、
紅白シマシマの吹き流しが
風でバタバタと音を立てていました。
「あ!吸い込まれるところだった!」と
急に我に返ったのを覚えています。
手前の陸地は、月。
月ピアノを弾くのは、宇宙人。
上昇気流を受けて舞い上がる楽譜は
地球の高原へ繋がっています。
そのくらいの非現実的な魅惑の時間でした。
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◆作品概要◆
作品の仕様:顔料インクペン、R画用紙
作品サイズ:145×105mm
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