2023年 ペン画作品です。
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子どもの頃、夕暮れに
祖父の植えた菜の花畑で遊んだ思い出を
いつか絵に描きたいと思っていましたが
なかなかピンとくる構図にすることができず
ずっと『朧月夜』というタイトルと共に
温存してきました。
2023年に縁起物を描く展覧会の依頼があり
ついに、黒龍が降りてきて、
この絵になりました。
黒龍は、
玄武と同様に水を司る生き物で
火除けとしてもご利益があるとされています。
家や会社の水回りを綺麗にしておくと、
夫婦・家庭円満・交流関係・健康運・
金運の上昇などのご利益が得られるそうです。
また、
良くない人間関係やよどんだ気を浄化して
新鮮な気をもたらしてくれる龍神とも言われています。
もちろん、
タイトルどおり、あの歌を口ずさみながら
描いたことは間違いありません。
春の夕暮れに
畑や田んぼのあぜを歩いて帰ったことがある人は
なんともいえぬ芳しい春の香りがしたなぁなんて
思い出す方もいるかもしれません。
黒龍が菜の花サイズなのは、
子どもの頃の記憶と
自然への畏敬の念からだと思いますが、
手の動くままに描いたらこうなりました。
春の夕暮れ、
薄いピンクのようなオレンジから、灰青色へ
そして
夜に変わっていくところが好きな季節です。
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◆作品概要◆
作品の仕様:顔料インクペン、R画用紙
作品サイズ:174×115mm
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