『タラヨウの子』もとゆきこ【ペン画】 | 大阪アートナビ



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作品詳細

『タラヨウの子』もとゆきこ【ペン画】[MY-175]

販売価格はお問い合わせください。
2021年 ペン画作品です。
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※販売不可※

趣味の野鳥観察中に、小さな森に入ったら、
紅葉で賑やかな木々の中に、立ち枯れて、骨のように白い木が立っていました。

ですが、よく見ると、根本から双子の新芽が生えていました。

生命力に満ちたツヤツヤの葉っぱ、
相手は植物なのに、目が合ったような気がしました。

その瞬間、この絵の構図が降りてきました。


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この作品を楽しんで頂くため、
以下の解説が不要な方は、スルーしてください
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この絵は「生命力・命を育む森」がテーマです。
立ち枯れた樹木から新芽がでるというこの状況は"再生"も暗示しています。

真ん中の木は「タラヨウ(多羅葉)」という樹木です。

※タラヨウ とは?※
常緑樹で、成長は遅め。
葉の裏面を硬い棒などで傷付けると、しばらくして傷付いた部分だけが黒く残る性質があるため、戦国時代にはこの性質を利用して情報のやり取りをしたことから「ハガキノキ」という別名がある。
郵便局の木とされ郵便局前に植栽されることもある。
ハガキ(葉書)の語源になったという説もあり、現代でも定形外郵便としてハガキに利用できる。
(Wikipediaより引用)


"伝える"手段として使われていたなんて、ちょっとロマンチックですね。

そして、その双子の芽を囲む要素として、

太陽の球を持つ女の子、狸、野うさぎ、小鳥、遠くのフクロウ。
どれもやさしい目線で、タラヨウの双子を見つめています。

※太陽の球を持つ女の子とは?※
大阪にある美味しいパン屋さんの娘さんがモデルです。
(作品では15才くらいの設定ですが、もう少しお若い方です)
お母さんの撮影した彼女の写真を見た時から、その映像が頭から離れず、
森でタラヨウの若芽を見た瞬間に、その時の彼女が頭の中に降りて来て、
直ぐに構図が決まりました。
この絵では、暗闇も明るく照らす"太陽の化身"として、
彼女がもつ透明感や
愛情を受けて育っているからこそだせる空気感を描いたつもりです。


半透明の大きな手は、虚空蔵菩薩様です。

※ 虚空蔵菩薩とは?※
「広大な宇宙のような無限の智恵と慈悲を持った菩薩」という意味である。
そのため智恵や知識、記憶といった面での利益をもたらす菩薩として信仰される。
持物は、宝剣と如意宝珠。
丑年と寅年の守り本尊。


より一層、やさしいイメージとなるよう、この絵では右手を与願印としました。

また、左上の三日月と金星は、まさに今年の11月に見た美しい風景で、
いつか絵にしようと思っていましたが、こんなに早く登場させられて嬉しく思います。




皆さまがこの作品をご高覧くださり、
色々と想像しながら楽しんでくださることを願っています。



オリジナル作品。
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◆作品概要◆ 

 作品の仕様:顔料インクペン、R画用紙
 作品サイズ:タテ184×ヨコ133mm
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